アワード
#ベストデンタルハイジニスト アワード

第8回受賞 2010/05 受賞者 吉岡 真由美さん (東京都立心身障害者口腔保健センター 勤務)

2010.05.01
(写真左)受賞の吉岡真由美さん(中)、沼部幸博先生(左)

受賞の吉岡真由美さん(中)、沼部幸博先生(左)
弊社須貝医療事業本部長(右)

受賞の吉岡真由美さん

10年5月14日(金)・15日(土)盛岡市民文化ホール(マリオス)、いわて県民情報交流センター(アイーナ)におきまして第53回春季日本歯周病学会総会及び学術大会が開催されました。弊社スポンサーシップにより制定されています「日本歯周病学会ベストハイジニスト賞」の第8回受賞者に、東京都立心身障害者口腔保健センターに勤務の吉岡真由美さんが選ばれ表彰されました。

吉岡真由美さんは、第52回春季日本歯周病学会において、第6回ベストハイジニスト賞を受賞された、同センターに勤務する石井里加子さんに続く二人目の快挙を成し遂げました。
吉岡真由美さんは、第52回秋季日本歯周病学会学術大会の歯科衛生士症例発表ポスターで
「SRPを行ったことで行動変容の見られた自閉症スペクトラム患者の14年間の治療経験」という演題にて、自閉症スペクトラム障害で、知的障害も伴うため口腔清掃が困難であり、歯科診療に対しても不安・恐怖心が強く体動などの不適応行動を認める患者に対して、歯周病専門医により治療方針の見直しを行い、行動変容法を応用しながら積極的に歯周治療に取り組んだ結果、歯周病が改善されただけでなく、ホームケアや歯科診療に対する協力性が向上するという行動変容につながった症例を発表され、高く評価されたものです。

いつものように、歯科衛生士教育講演前に行われた受賞式では、まず歯科衛生士関連委員会委員長の沼部幸博先生より表彰状が、弊社常務取締役須貝辰生医療事業本部長からは奨励金と記念のクリスタルの楯が授与されました。

受賞されました吉岡真由美さんの喜びのコメントをご紹介します。

「今回、このような名誉ある賞をいただいたことは、歯科衛生士として大変光栄なことと思います。本症例の歯周病学会での発表に至る経緯は、担当医から「障害があっても疾患の特徴を理解し対応を配慮し歯周治療を行ったことで、口腔保健の向上や行動変容につながった症例を伝えることは、地域での障害者歯科医療の参考になる」と助言があり発表することにいたしました。今回の症例を通して、私は障害者歯科医療においての歯周治療を行う意義を学ぶことができました。今後は、この賞をいただいたことを励みに、歯科治療の専門的な知識と技術の向上に努め、障害者歯科医療の発展に貢献していきたいと思います。最後になりますが、タカラベルモント株式会社ならびに日本歯周病学会関係者の皆様に心よりお礼を申し上げます。そして、勉強させていただいた患者さんと保護者、私を後押ししてご指導いただきました担当医に心より感謝いたします。」

吉岡真由美さん、そして東京都立心身障害者口腔保健センターのスタッフの皆さん、2年連続の受賞本当におめでとうございました!
皆さんの今後ますますのご活躍をお祈り申し上げます。

タカラベルモント(株)は歯科衛生士の皆さんを応援します。
皆さんも是非「日本歯周病学界ベストハイジニスト賞」にチャレンジして下さい。

「タカラベルモント ベストハイジニスト アワード」

弊社は、「日本歯周病学会ベストハイジニスト賞」の協賛企業として、
「タカラベルモント ベストハイジニスト アワード」を制定させて頂きました。

この「日本歯周病学会ベストハイジニスト賞」は、歯科医師のみならず歯周病分野には不可欠な存在である歯科衛生士に、もっともっと学会に参加して欲しい、そして活躍して欲しいとの同学会側の意向を受け、弊社が賛同した形で実現した賞です。